早期発見のために

パーキンソン病チェック

パーキンソン病は非常にゆっくり進行することが多いため、すぐ身近にいる家族、さらには自分自身でも気付くことが難しい病気です。

早期発見・早期治療で良い状態を長く保つためにも、以下のような兆候・初期症状について知っておいていただければと思います。気になる事がありましたら当院にご相談ください。

パーキンソン病の兆候

初期症状以前に、以下のような兆候が現れることがあります。

  • 手足のしびれ・痛み
  • 肩こりがひどくなったと感じる
  • 嗅覚が鈍る
  • 便秘がひどくなったと感じる
  • 頻尿・夜間頻尿(トイレに行くため睡眠からさめる)
  • 多汗(顔だけではなく全身)
  • 無気力・気分が沈む

一見、精神的・一時的なもののように思えたり、更年期症状とかぶったりするものもあります。さらに以下のような症状がないかチェックしていきましょう。

パーキンソン病の簡易チェック

自分やご家族の様子

  • 名前などを書くとき、字が小さくなった
  • 服のボタンを留めるのに手間取る
  • 鍵や小銭などを手に取るとき落とす・うまく掴めないことがある
  • つまずきやすくなった
  • 悪夢を見ることが増えた

ご家族の様子

  • 話しているとき、表情が感じられない
  • 歩く速度が遅くなった
  • 指でなにかを丸めるような動作をするようになった
  • 大声で寝言を言う、寝ているときに手足をバタバタ動かしている

当てはまるからといって必ずしもパーキンソン病ではなく、パーキンソン病に似た症状が出る別の病気の可能性もあります。ご自身やご家族の様子がいつもとちょっと違うな、と感じたとき、上記のようなことが無かったか思い出すヒントにしていただければと思います。

パーキンソン病の重症度分類

I度身体の片側だけに症状(ふるえ、強ばり)が見られるが、日常生活に影響を及ぼすほどではない
II度身体の左右両方に症状が見られるが、日常生活での介助は不要
III度歩幅が狭い、転倒しやすいなどの歩行障害が見られる。日常生活に影響が出始めるが、介助を要するほどではない
IV度立ち上がる、歩くなどの動作が自力では困難。日常生活に部分的な介助が必要
V度歩行が難しく、車椅子が必要になる。状況によっては寝たきりになる可能性も。日常生活において全面的な介助が必要

Ⅴ度を見るとおそろしく感じるかもしれませんが、これは他の病気を合併しているケースが多く、ほとんどの患者さまはⅢ~Ⅳ度までです。上記分類はあくまでも目安です。Ⅴ度に進行しないよう治療を行ったり、機能改善の運動を行ったり、といった対策をしていきましょう。