なぜ脳神経内科と糖尿病なの?

糖尿病の三大合併症の1つに「神経障害」があります。

高血糖の状態が続くと、しびれや痛みを感じる、逆に、感覚がなくなるといった症状が比較的初期から起こります。これらの症状は手足に限らず、全身に現れます。原因として高血糖による神経細胞の変化、動脈硬化からくる血流不足が考えられます。

また、「糖尿病患者は認知症になりやすい」という研究結果があります。
高血糖による動脈硬化、低血糖による栄養不足、どちらもも脳にとっては大きなダメージとなるのです。

つまり血糖値をコントロールすることは脳や神経の健康を維持するためには非常に重要です。

赤血球中のヘモグロビンのうち、どれくらいの割合が糖と結合しているかを示す検査値 HbA1cの測定を院内で行っております。

早期発見、早期治療の重要性

糖尿病は「症状が出るから治療をする」のではありません。
血糖が少し高いだけの状態でも動脈硬化に繋がります。それが長期間続くと血管が狭くなり、心臓や脳の血管がつまると心筋梗塞や脳梗塞を起こしてしまいます。

時間をかけて身体に蓄積したダメージを取り除くのは難しいものです。早期発見・早期治療が重要です。

生活習慣病の診察も行っています

当院では糖尿病やその他の病気に繋がる可能性が高い「生活習慣病」の診察・治療を行っています。

高血圧・脂質異常症(高脂血症・高コレステロール血症)・肥満など

治療方針について

当院では薬物による治療だけではなく、管理栄養士による食事療法指導・栄養相談も行っております。

おいしい食事は日々の楽しみのひとつです。薬に頼りきるのではなく、普段の食生活を工夫することで、健康的でおいしい食事を楽しんでいただきたいという思いがあります。