アルツハイマー病の新薬について

アルツハイマー病による軽度認知障害または軽症認知症に対する薬(レカネマブ(レケンビ®)、ドナネマブ(ケサンラ®))について、当院でもご相談・関係病院へのご紹介を行っています。(神戸市立医療センター中央市民病院神鋼病院など)

まずは話を聞いてみたいという方はお気軽にご予約ください。

※アルツハイマー病以外による認知症の方や、アルツハイマー病による認知症であっても進行している方は、対象外と判定される場合があります。

アルツハイマー型認知症とは

認知症の中でも患者数が最も多く、特に女性に多くみられることが特徴です。脳において記憶に大きく関わる「海馬」という部分が委縮したり傷ついたりすることで、記憶や認知に影響が出てきます。

兆候・初期症状

いわゆる「もの忘れ」に似た症状から始まります。アルツハイマー型認知症では、つい最近の出来事の記憶がすっぽりと抜け落ちる記憶障害が起こります。いつも使っている道具を置き忘れたり、一日中ずっと探し物をしている、といった行動が見られるようになります。

さらに進行すると家族などのごく親しい人を忘れたり、自分が今いる場所や、今がいつなのか分からなくなる、といった症状が起こります。

治療や対処

分解しきれなかった異常なタンパク質が脳の神経細胞を破壊し、脳を萎縮させるのが原因だといわれています。昔はただ病状が進行していくのを見守るしかありませんでしたが、現在では進行を遅らせる薬があるため、早期発見・早期治療が大切です。

また、日頃から身体を動かしたり、新しいことにチャレンジするなど頭を使うことで、脳の血流をよくしておくことも大切です。血流に影響する喫煙や飲酒はほどほどにする、といった生活習慣の見直しもしていきましょう。